2013年10月27日日曜日

イギリスの診療所でワクチン接種

GPへの登録が無事終わり、子供達の予防接種に行ってきました。
予約のために、Surgery(診療所)に電話すると、予防接種の予約ならPractical nurse (看護婦さん)の予約をしてくださいとのこと。「イギリスに来たばかりだから、予防接種のスケジュールも相談したい。」と言ったけれど、結局、子供一人当たり10分の予約を続けてとってもらいました。


電子カルテ

登録時に提出した予防接種の証明書は、きっちり電子カルテに登録してありました。
そして、始めは、その電子カルテをもとにこれから必要となる予防接種を考えようと看護婦さんは試みていらしたのですが。時系列で予防接種がずらーっと並んでいて、よくわからなかったらしく、結局は、日本で使っていた母子手帳と、イギリスの予防接種スケジュールを見比べて計画を立てていきました。

3歳児の予防接種

予想外に、3歳の娘の方が定期接種が必要な予防接種がありました。
必要だったワクチンは次の4つ。

  • インフルエンザ
  • Pre-school booster
  • MMR
  • C型髄膜炎菌(Meningitis-C
そして、まとめて4つ受けるのではなく、4週間あけて2種類づつ接種することになりました。

まずは、インフルエンザ。のどに入れるインフルエンザのワクチンが3歳の子供を対象全員に対して今年は無料で受けれるらしく、こちらも受けてきた。生ワクチンらしく、「もしかしたら、熱が出るかもしれないので、風邪薬のCalpolを薬局で購入しておいてくださいね。」とのこと。こーゆー常備薬は、NHSの対象ではなく、自費購入でした。

予防接種を呼びかけるポスターには、「新しく開発された鼻に入れるタイプのワクチンは、痛みがありません!是非子供達に接種を!!」と書いてあったのだけど、、、片方の鼻に薬剤を入れられた瞬間から、娘はめちゃくちゃ不機嫌に。もう逆の鼻に入れるのも、一苦労でしたが、まあ、なんとか終わりました。

次にしたのは、Pre-school boosterというもの。日本でいう4種混合(破傷風、ジフテリア、百日風邪、不活化ポリオ)が、3歳から4歳のプレスクールに入る子供達を対象に無料で接種できる。

NHSでの説明書きはこちら、、、
http://www.nhs.uk/Conditions/vaccinations/Pages/4-in-1-dtap-ipv-pre-school-booster-vaccine-questions-answers.aspx

これは、日本と同じように腕に注射された。
娘はポリオはこれまで、生ワクチンしか受けていない。話しによると、生ワクチンよりも、不活化ワクチンの方が、対応している菌の種類が多いとか。不活化ワクチン1回打っただけで、どれだけ効果があるかは解らないけれど。

しかし、インフルエンザのワクチン接種で不機嫌マックスだった娘は、逃げ回って注射打つのが大変でした。だいたい、日本で予防接種に行くと、注射するお医者さんと、看護婦さん数名体制だから、押さえつける人数も十分にいるんですが、今日いった診療所は、部屋にいる大人は、乳児を抱える私とPractical Nurseの2人。始めは、乳児片手になんとか事を納めようと頑張ってましたが、、、どうにもならず、息子を一度ベビーカーに置いて、娘を羽交い締めにしました。ごめんよ〜。

しっかし、泣きわめいてて、英語はたぶん解ってない娘に向かって、看護婦さんは、、、

「次の患者さんが沢山まってるのよ。目をつぶってたら、あっという間にすむから。良い子にしてなさい!!!」

だとか、

「あなたは、今日はお注射はこの1種類だけでしょ。弟なんか、今日1日で2本も注射しなきゃならないのよ。勇気を出しなさい!!!」

と、必死でお話しておられました。最後の方は、ちょっとイライラしながら。。。
でも、無事に終わったら、沢山褒めてもらって、「I was brave today!!」というシールと、"Certificate of bravery"という証明書をもらってました。


5ヶ月の乳児への予防接種

日本では、BCGと、4種混合を2回、ヒブと肺炎球菌をそれぞれ3回、ロタを3回、B型肝炎を2回済ませて渡航しました。

イギリスでは、日本でいう4種混合(ジフテリア、破傷風、百日咳、ポリオ)とヒブがセットになっているものを乳児に接種しているらしく、ヒブが3回終わってるにもかかわらず、4種混合がまだ2回しか受けてない場合、どうすりゃいいのか担当のPractical Nurseは解らず、もう少し経験の長い看護婦さんにまわされました。

で、結局、ヒブを1回余分に受けても、特に問題がないということで、5種混合(ジフテリア、破傷風、百日咳、ポリオ、ヒブ)を受けることに。そして、娘と同じく、日本では承認されていないC型髄膜炎菌(Meningitis-C)も一緒に受けて、息子への予防接種はこれで一端終了。次は、1歳の誕生日を過ぎてから。とのこと。

で、注射する場所は、腕ではなく、太もも。
両方の太ももにブスブスと。
押さえる私としては、腕も太ももも、どっちが楽とかなかったし、息子も、腕に注射される時と同じく、1本目は泣かず、2本目が打たれたら、「ふえーん!!」と泣いてたから、まぁ、痛さもあんまり変わらなかった感じでした。


予防接種の記録

予防接種が終わった後は、日本の帰国後にも利用するために、日本の母子手帳にも記入してもらいました。去年もらった息子の母子手帳は、 サイズが大きくて、持ち運びがなかなか大変ですが、予防接種の記入欄が大きくて、しかも、日本で任意接種になっているものも個別に欄が設けられていたので、本当に助かりました。そして、娘のも、息子のも、母子手帳の予防接種欄には、ちゃんと英語が併記されているのは、本当に助かりました。ただし、、、接種した日付が、ほとんどの病院や保健センターでは、元号で記載されているのが、少し残念な感じです。

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